Clash Plus:よく使うプラットフォームから始める
Clash Plusを最初の候補としておすすめする理由は、主要なデスクトップOSとモバイルOS向けに配布されており、インストール、設定の追加、接続という基本の流れを始めやすいことです。プロキシクライアントを初めて使う方は、多数の高度な設定を比較するより、OSとCPUアーキテクチャに合ったものを選ぶことが大切です。設定を追加したら、有効な設定が選ばれていることを確認し、プロキシモードと実際の接続先をチェックしましょう。
複数の端末で使う場合、同じサブスクリプションを使って設定を管理できますが、デスクトップの設定をそのままスマートフォンに適用するのは避けましょう。モバイルOSでは、バックグラウンド動作の制限、ネットワーク権限、通信制御の仕組みが異なります。特定のプロトコルやルール拡張が必須の場合は、あるOSでの対応を別のOSにも当てはめず、各プラットフォームの対応状況を確認してください。
Clash Verge Rev:デスクトップでのルール振り分けと設定管理
Clash Verge Revは、デスクトップで長く使い、サブスクリプション、プロキシグループ、設定を頻繁に切り替える方に適しています。mihomoコアは幅広いプロトコルやルールに対応できますが、画面に機能の項目が表示されていても、追加したサブスクリプションに必要な設定が含まれているとは限りません。ルール振り分けが想定どおりに動かない場合は、現在の設定と照合されたルールを確認しましょう。
より多くのアプリの通信を制御したい場合は、TUNやサービスの権限について確認してください。ブラウザーなどの一般的なアプリがシステムプロキシで動作するなら、すべての通信制御機能を同時に有効にする必要はありません。サブスクリプションの上書きや設定の統合を行う場合は、個別の変更をリモートのサブスクリプションと分けて管理し、更新で変更が失われないようにしましょう。基本的な手順は使い方ガイドをご覧ください。
FlClash:デスクトップとAndroidで近い操作感
FlClashの魅力は、複数のプラットフォームで操作方法をそろえやすいことです。PCとAndroid端末を行き来して使う方は、画面の使い方を覚え直す手間を減らせます。サブスクリプション、プロキシグループ、接続状況の操作もスムーズにつなげられます。ただし、画面が似ていてもOSの動作は異なり、デスクトップのシステムプロキシとAndroidのVPN接続は別の通信制御方式です。
設定を追加する前に、Clash YAML形式であることと、使用されているプロトコルが現在のコアに対応していることを確認しましょう。画面ロック後にスマートフォンの接続が切れる場合は、省電力設定やバックグラウンド動作の権限を確認してください。PCで一部のアプリだけがプロキシを経由しない場合は、そのアプリがシステムプロキシに対応しているかを確認します。原因の異なる問題を、クライアントを何度も入れ替えて一緒に調べるのは避けましょう。
Clash Nyanpasu:コア管理とデスクトップ設定
Clash NyanpasuはTauri製のデスクトップ画面を採用しており、クライアント、設定ファイル、コアの役割を明確に分けて使いたい方に向いています。サブスクリプション管理は設定の取得元を扱い、プロキシモードはルールの使い方を決め、コアは設定の構文やプロトコルを実行できるかを左右します。本サイトではWindows版をダウンロードセンターで案内しています。その他のOSに対するプロジェクトの対応範囲と、本サイトで配布するインストーラーの一覧は区別してください。
コアを切り替えても、速度が上がるわけではありません。切り替える前に、プロトコル、DNSの設定項目、ルールプロバイダーとの互換性を確認し、正常に動作している設定をバックアップしてください。プレリリース版のコアは、明確な検証目的がある方に向いています。日常利用では、動作確認済みの組み合わせを優先しましょう。旧Clash、Meta、mihomoの違いについては技術資料をご覧ください。
Clash for Windows:旧環境を確認するためのアーカイブ
Clash for Windowsは、CFWと略されることが多く、過去にはWindows以外にも対応していました。本サイトで案内しているのはWindows版のアーカイブで、以前の使用環境の再現や設定移行を目的としています。サポートは終了しているため、起動できるからといって、新しいOS、プロトコル、設定項目への継続的な対応が保証されるわけではありません。
CFWから移行する場合は、まず元のサブスクリプションURLと個別に変更した設定を保存し、サポートが継続しているクライアントに再度追加することをおすすめします。プログラムのデータフォルダーを丸ごとコピーするのは避けてください。キャッシュ、サービスのパス、実行時の状態に互換性がない場合があります。旧設定を新しいクライアントで読み込めないときは、使い慣れた画面を維持するために旧環境を使い続けるのではなく、設定項目を一つずつ確認しましょう。
Clash Meta for Android:アプリごとの通信制御とバックグラウンド動作
Clash Meta for AndroidはCMFAと略されることが多く、Androidだけで使い、通信を制御するアプリの範囲を調整したい方に向いています。システムVPNを通じて通信を制御し、初回の有効化時には通常、システムの許可が必要です。ほかのVPNアプリが同じ機能を使用している場合は、どのアプリで接続するかを先に決めておきましょう。
アプリの接続対象とルール振り分けは、異なる段階の設定です。前者は通信制御の対象にするアプリを決め、後者は対象アプリの通信をどの接続先に送るかを決めます。特定のアプリにルールが適用されない場合は、まず通信制御の対象に含まれているかを確認し、次にルールとDNSを確認してください。端末によってはバックグラウンド動作が制限されるため、接続を維持したい場合はバッテリー管理の設定も見直しましょう。
Surfboard:まず設定形式を確認
SurfboardはAndroid向けのプロキシクライアントですが、画面を変えただけのClashではありません。Surge形式の設定を採用しているため、Clash YAMLファイルの拡張子を変えただけでは利用できません。プロキシグループ、ルール、サーバー情報が似ていても、キーワード、グループの動作、プロトコルの設定が完全に互換とは限りません。
Surfboard対応のサブスクリプションをすでにお持ちなら、その設定形式で引き続き利用できます。Clash形式のサブスクリプションしかない場合は、提供元にSurfboard用の形式があるか確認してください。変換すると、特定のプロトコル設定、DNSの処理、ルールセットの定義が失われる場合があります。追加後も、実際にルールが適用されるかを確認しましょう。初心者の方は、既存の設定にそのまま対応するクライアントを選ぶと手間を減らせます。
ClashX Meta:macOSのメニューバーを使う旧環境
ClashX MetaはmacOSのメニューバーから操作するクライアントで、以前の環境を確認したい方の参考になります。サポートは終了しています。アーカイブ版に含まれるMeta系コアの機能は個別に確認し、名前にMetaが付いているからといって、現行のmihomoと完全に同じだと考えないでください。新たに導入する場合は、Clash Plus、Clash Verge Rev、FlClashを比較しましょう。
旧版を使い続ける場合は、OSアップデート後の権限、プロキシ設定の復元、バックグラウンド起動の動作にご注意ください。移行前にポート番号、サブスクリプションURL、手動で追加したルールを記録し、移行後はシステムプロキシを一つのクライアントだけで管理してください。複数のアプリが同時にプロキシ設定を取り合うと、一方を終了した後にもう一方も接続できなくなる場合があります。これはサブスクリプションの有効性とは別の問題です。